子どもの姿勢が悪いのは、単に「だらけている」「姿勢を意識していない」からとは限りません。
良い姿勢を保つためには、筋力や柔軟性だけでなく、身体のバランスや、自分の身体を支えコントロールする力も必要です。
「姿勢を良くしなさい」と声をかけてもすぐに戻ってしまう場合、その姿勢を保ちたくても、身体が保てない状態になっていることがあります。
子どもの姿勢でこんなお悩みはありませんか?
☑︎猫背が気になる
☑︎ 反り腰が気になる
☑︎ 座っているとすぐに姿勢が崩れる
☑︎ 食事中の姿勢が気になる
☑︎ 勉強中に身体が崩れ、姿勢を保てない
☑︎ 立っているとフラフラする
☑︎ よく転ぶ
☑︎ 走り方や身体の動かし方が気になる
☑︎ 「姿勢を良くして」と言っても、すぐに元に戻ってしまう
☑︎ スポーツをしているが、身体の使い方が気になる
☑︎ 5歳を過ぎてもX脚が気になる
☑︎ 少し動いただけでも「疲れた」と言うことが多い
子どもの姿勢不良とは?
子どもの姿勢が悪いと、「背筋を伸ばして」「まっすぐ立って」と声をかけることが多いかもしれません。
しかし、良い姿勢とは、力を入れて身体をまっすぐにすることではありません。
身体の各部位が適切な位置にあり、重心を安定して保つことができれば、必要以上に筋肉へ力を入れなくても、リラックスした状態で姿勢を保ちやすくなります。
反対に、一見まっすぐ立っているように見えても、胸を張りすぎていたり、身体のどこかに力を入れ続けなければ姿勢を保てなかったりする場合は、身体に余計な負担がかかっていることがあります。
良い姿勢とは「身体に負担のかかりにくい姿勢」
子どもの姿勢を見るときは、単に「背中が丸い」「まっすぐ立てていない」といった見た目だけで判断するのではなく、身体の各部位がどのような位置にあり、重心を安定して保てているかを見ることが大切です。
立った姿勢を正面・横から見ることで、頭や肩、骨盤、膝、足などの位置関係や左右差を確認することができます。

※この位置に身体を無理やり合わせることが目的ではありません。
大切なのは、身体に余計な負担がかからず、必要以上に力を入れなくても、安定して姿勢を保てることです。
子どもの姿勢が崩れる原因・きっかけ
子どもの姿勢が崩れる原因は一つではありません。
筋力や柔軟性だけでなく、身体の使い方や重心の位置、骨盤の位置など、さまざまな要因が関係します。
そのため、同じ「猫背」や「反り腰」に見えても、姿勢が崩れている原因は子どもによって異なります。
身体を支える筋力が不足している
姿勢を保つためには、ただ立ったり座ったりするだけでも、身体を支える筋力が必要です。
特に体幹で身体を支える力が不足していると、楽に姿勢を保つことが難しくなり、背中を丸めたり、骨盤の位置をずらしたりしてバランスを取ることがあります。
「姿勢を良くして」と言うと一時的には直せても、すぐに元へ戻ってしまう場合は、良い姿勢を知らないのではなく、その姿勢を保つ力が不足していることもあります。
重心の位置や身体の使い方に癖がある
子どもの姿勢をみていると、重心が前方に偏っているケースがあります。
重心が前に偏ると、身体は倒れないようにバランスを取ろうとします。その結果、骨盤を前方へ移動させたり、骨盤が前に傾いたり、上半身を後ろへ反らしたりすることで、反り腰のような姿勢になることがあります。
一方で、身体を支えるために背中を丸めることでバランスを取り、猫背のような姿勢になる場合もあります。
つまり、猫背や反り腰は「背中」や「腰」だけの問題とは限りません。
柔軟性の低下や左右差がある
筋肉の柔軟性が低下すると、その筋肉に引っ張られることで骨盤や身体の位置が変わることがあります。
例えば、身体の前側の筋肉の柔軟性が低下することで骨盤が前方へ傾き、反り腰につながる場合があります。
また、左右の柔軟性に差があれば、正面から見た姿勢の左右差にも関係することがあります。
座った姿勢を保てない
立っているときだけでなく、座ったときの姿勢も重要です。
太ももの裏側の筋肉が硬く、骨盤を立てにくい場合や、骨盤や上半身を支える筋力が不足している場合には、骨盤が後ろへ倒れ、背中が丸くなりやすくなります。
そのため、食事や勉強中に「最初は座れていても、だんだん身体がグデーっと崩れてくる」ということがあります。
身体をうまくコントロールできていない
筋力や柔軟性に大きな問題がなくても、持っている力を姿勢や動作の中でうまく使えていないことがあります。
身体の位置を感じ、それに合わせて必要な筋肉を働かせる力は、成長やさまざまな運動経験の中で身についていきます。
そのため、「筋力がある=良い姿勢を保てる」とは限りません。
心理的な緊張が姿勢に表れることもあります
姿勢は身体的な要因だけでなく、そのときの緊張や気持ちの状態によって変化することもあります。
緊張したときに身体を丸めたり、特定の方向へ身体を避けるような姿勢を取ったりするなど、周囲の環境に対する身体の反応が姿勢に表れることもあります。
姿勢が崩れる理由を見つけることが大切です
同じ猫背や反り腰でも、筋力の不足、柔軟性、重心の位置、骨盤の位置、身体の使い方など、原因は一人ひとり異なります。
そのため、見た目だけをまっすぐにするのではなく、「なぜその姿勢になっているのか」を確認することが大切です。
姿勢の崩れ方は一人ひとり違います
子どもの姿勢不良といっても、すべて同じではありません。
猫背や反り腰のように立っている姿勢に特徴がみられる場合もあれば、立っているときは問題がないように見えても、座ったり身体を動かしたりすると姿勢が崩れる場合もあります。
そのため、「どんな姿勢になっているか」だけでなく、「どんな場面で姿勢が崩れるのか」も大切なポイントです。






姿勢は「止まっているとき」だけを見ても分からないことがあります。
立つ・座る・動くなど条件が変わることで、その子が身体をどのように支え、使っているのかが見えてきます。
成長期の姿勢で気をつけたいこと
姿勢の左右差の中には、身体の使い方によるものだけでなく、側弯症など医療機関での確認が必要なケースもあります。肩・肩甲骨・背中などの左右差が大きい場合や、成長とともに左右差が強くなっている場合には、医療機関での確認をご案内することがあります。
子どもの姿勢が気になったとき、家庭でできること
子どもの姿勢が気になると、「姿勢を良くしなさい」と声をかけたり、ストレッチや筋トレをさせたりした方がよいのか迷うこともあると思います。
姿勢を整えるためには、意識させるだけではなく、姿勢を保ちやすい環境をつくることや、日常の中でさまざまな身体の使い方を経験することも大切です。
「姿勢を良くしなさい」と言った方がいい?
基本的には、何度も言い続ける必要はありません。
姿勢が崩れている子どもの中には、姿勢を良くする意識がないのではなく、その姿勢を保つための筋力や身体をコントロールする力が不足している場合があります。
声をかけると一時的に姿勢を直せても、身体が支えられなければ、また元の姿勢に戻ってしまいます。
机や椅子はどうすればいい?
座っているときは、足の裏が床についていることが大切です。
椅子が高く足が浮いてしまう場合は、椅子の高さを調整したり、足元に台を置いたりして、足をつけられる環境をつくりましょう。
ストレッチはした方がいい?
筋肉の柔軟性が低下している場合には、ストレッチも有効です。
特に子どもの姿勢では、太ももの裏側(ハムストリングス)や胸の前側の柔軟性を確認します。
ただし、ストレッチはただ伸ばせばよいわけではなく、正しいフォームで行うことが大切です。
筋トレをすれば姿勢は良くなる?
筋力をつけることは大切ですが、筋力だけで姿勢が決まるわけではありません。
筋力があっても、必要な場面でその筋肉を正しく使えなければ、身体をうまく支えることはできません。
そのため、**「どれくらい筋力があるか」だけでなく、「その筋力を正しく使えているか」**も大切です。
外遊びや運動はした方がいい?
積極的に身体を動かすことをおすすめします。
特に公園の遊具などを使った遊びでは、登る・ぶら下がる・またぐ・バランスを取るなど、さまざまな身体の使い方を経験できます。
また、竹馬やホッピングなど、バランスを取りながら身体を動かす昔ながらの遊びも、さまざまな動きを経験する機会になります。
特定のトレーニングだけでなく、遊びの中でたくさん身体を動かすことも大切です。
スマホ・タブレット・ゲームは?
完全に禁止する必要はありませんが、長時間同じ姿勢が続かないようにしましょう。
使用する時間を決める、途中で身体を動かす時間をつくるなど、同じ姿勢を長時間続けない工夫がおすすめです。
また、画面を見るために頭が前へ出たり、身体が丸くなった状態が長時間続いていないかも確認してみましょう。
子どもの姿勢不良への対応
当院では、猫背や反り腰などの見た目だけをみて、姿勢を無理にまっすぐにすることはしません。
まず、なぜその姿勢になっているのかを確認します。
骨格の位置や左右差、柔軟性、筋力、重心の位置などを確認したうえで、実際の動作の中で、身体をどのように使っているのかを評価します。
まずは身体の位置や左右差を確認します

立った姿勢を正面・横から確認し、頭・肩・骨盤・膝・足などの位置関係や重心の偏りをみていきます。
さらに仰向けでも、肩や骨盤の位置、身体の左右差などを確認します。
立っているときには筋肉を使って姿勢をつくることができるため、力を抜いた状態でも同じ左右差がみられるのかを確認することで、身体の状態をより詳しくみていきます。
柔軟性と骨格の状態を確認します
股関節や背骨、肩周りなどの動きや筋肉の柔軟性を確認します。
左右差や動かしにくさがある場合には、筋肉の柔軟性によるものなのか、骨格の位置や関節の動きが関係しているのかを考えていきます。
身体を支えるための基礎的な筋力を確認します
姿勢を保つためには、腹部や背中、お尻など、身体を支えるための筋力が必要です。
ただし、単純に「筋力が強い・弱い」だけを見るのではありません。
必要な筋肉を正しいフォームで使えているか、身体をコントロールできているかまで確認します。
立つ・座る・動く中で身体の使い方を確認します
静止した姿勢だけでは分からない問題もあるため、実際に身体を動かして確認します。

・片足で安定して立てるか
・正しいフォームでしゃがめるか
・長座で骨盤を立てて座れるか
・座った状態で身体を支えられるか
・動いたときに膝や身体が崩れないか
などを確認し、持っている筋力や柔軟性を、実際の動きの中で使えているかをみていきます。
評価をもとに必要な身体づくりを行います
評価した結果をもとに、必要に応じて身体のバランスを整え、柔軟性や筋力、身体の使い方にアプローチします。
姿勢の形だけを一時的に整えるのではなく、子ども自身が無理なく身体を支え、正しく使える状態をつくることを目指します。
また、日常生活だけでなく、走る・跳ぶ・投げるなど、その子が行っているスポーツや活動も考慮しながら、必要な身体づくりを行います。
初回体験
子どもの姿勢が気になる方は、まず初回体験をご利用ください。
現在の姿勢だけでなく、身体の状態や動き、日常生活などを確認し、姿勢が崩れている要因や、身体をどのように使っているのかを評価します。
そのうえで、一人ひとりの身体の状態や生活、目標に合わせて、必要な施術やトレーニング、今後の方針をご提案します。





